”リプライ”:ヨネダコウ
”NightS”に収録された作品。
”リプライ”、”リプライのリプライ”、”三ヶ月後のリプライ”と続いていきます。
ノンケのメカニック「関」と、同じくノンケやり手のセールスマン「高見」の話。
ノンケ同士ですから、普通だったらすごく気の合う友達で終わるはずなのに、関が高見にそれ以上の思いを抱き始める、って言う出発点です。
ありえないでしょ、って思うのですが、高見がいい男で仕事もできるので、同性でも思わず見惚れてしまうって言うのは、わかる気がします。
けど、そこで付き合いたいとまで思わないはずなんですが、そこがBLなんでしょうね。
告白を受けた高見は戸惑いますが、告白をされたことで相手を違った意味で意識し始めてしまいます。
コレも、ありますね。恋愛の始めとして。
ノンケ同士が恋愛関係に発展すると言う、いわば荒技なのですが、さすがヨネダコウです。
見事にくっつけました。
高見に至っては、いったん気持ちを切り替えたらもう、グイグイ来ます。
「魔性の男」系とでも言うのでしょうか。
”NightS”の間崎や、”囀る〜”の矢代に通じるタイプのキャラです。
この、ヨネダコウさんの描き出す、魔性タイプのキャラが凄く好きです。
何だろう。現実でいえば、GACKTとか、意外と近いんでしょうか?
スケべさを躊躇なく表現できるタイプと言うのですかね。
このシーンが何気にグッときました。
こんなこと言われたら、悶絶するしかないでしょう。
関の悶絶は、読者の悶絶でもあります。この辺りが上手いんですよね〜。
関のツナギ姿もイイです。
いやー、飽きさせないと言うか、大した作家さんです。
もう、私は貴方に一生ついてきます。ハイ。