”嵐のあと”:日高ショーコ
日高ショーコ作品第3弾目。
”シグナル”に登場していたオシャレな家具屋を経営する榊の話。
榊はゲイ。
プライドが高く、ちょっと屈折してます。
美山というセフレがおり、その美山のスピンオフが更にあります。
その榊がノンケのモテ男の岡田に恋をしてしまう話。
まずは最初の出会いの段階で、岡田がノンケであることを密かにさぐりだし、諦めます。
しかしながら、岡田は榊に人間的に憧れており、仲良くなるために無邪気に接近してきます。
仕事の担当を外してまで避けていたのに、それが逆に岡田の関心を引き寄せてしまったようで、岡田からのいきなりの呼び出し。
「俺は(一人であなたの)店の前です。(すぐ来てくれますよね?)」ってなもんです。
誘ってます。榊が実はかなり強く行為を抱いていることを知っていてのこの行動としか思えません。
更に追い討ちで
「甘くて いい匂い」
「榊さんの匂いだ」
これはもう、誘っているとしか思えないでしょう。
榊としては当然、
こうなりますよね。
なのに!
そんなつもりじゃないです!と言わんばかりに押しのけ。
そりゃーないでしょう、岡田さん。。。
榊も当然悶々とします。
だったら、「匂いとか言うかー?」って言うところですよ。
でもこれがジワジワと岡田に効いてたんですね。
で、こーなってしまうと。
で、更にこーなって。。。
<一番ゾクっときたシーン>
他の日高ショーコさんの作品では、片方が女顔の美形というパターンでしたが、この作品では両者とも男っぽいオトコです。
そのせいか、他の作品より色気を感じます。
オトコ同士のカラダと汗のぶつかり合いっていうか。
ノンケの岡田が実際に女性にかなりモテるタイプの男性だってこともあるのかもしれません。
結ばれた次の日の朝の岡田の開口一番
「ケツと腰が痛い」
(あとこかんせつ 他にもいろいろ)
も、なんか普通のオトコの人っていう感じでイイ。
そして、更に美山のスピンオフへと続くのでした。
(散財止まらない〜〜〜〜。ひえーーーー。)